ここからは、私が実際にアファメーションを試してどうなったかを書きます。

まず、ネガティブ感情に支配されているとき、いきなり上の例文のようなアファメーションを受け入れるのは心理的ハードルが高いです。最初は自分で何を言えばいいのかも思いつかなかったので、「アファメーション」とYouTubeで検索して、ポジティブな文章がひたすら流れる音声を聞き続けました。最初は人が言っているポジティブな文章でも拒否反応が出るかも知れませんが、そのうち慣れます。

１週間くらい毎日聞くと、脳がポジティブな文章を受け入れられるようになるので、そこから自分でアファメーションを作って、朝起きたときに読んだり言ったりします。最初はかなり広い領域のアファメーションからはじめました。（上の例文では、「自信をつけたいとき」のところに書いているようなもの）

慣れてからは、そのときに欲しいものに関連するアファメーションを言うようにしました。

そこで気がついたのが、アファメーションの内容と実際に自分の手に入るものが強くリンクしてくることです。例えば、お金に関するアファメーションをしばらく続けると、お金が入ってくるのに、別のアファメーションに変えたとたん、お金ではなく他のものが入ってくるようになった、というような。

これは、脳のフィルタリング機能のせいだと考えられています。RAS（網様体賦活系）といわれるもので、外部から受ける刺激の中から自分にとって必要なものをフィルターしていく機能です。たとえば、髪の毛を切ってボブにしたいな〜と思い始めた瞬間、外に出たらやたらボブの人が目に付く、といった感じです。

これをアファメーションに当てはめてみると、毎日何か特定の欲しい結果について考えることにより、そこに意識が集中するので、欲しいものが入ってきやすくなります。

アファメーション自体を成功させるコツは、毎日習慣として取り入れて、考えなくても自動的にやっていくこと、頭の中がクリアなほうがやりやすいので、朝起きたばかりや瞑想直後にすることをおすすめします。