fbpx

家族との関係が人生に及ぼす影響

皆さんは「コーチング」という言葉を聞いたことがありますか?この言葉には様々な定義や理解がありますが、一般的には「答えは全て自分の中にある」という信念のもと、私たちが内なる声に耳を傾ける手助けをすることを指します。

コーチングのスタイルは人それぞれ。しかし、その中心には、私たちが日常的に感じる表面的な悩みや問題の背後に隠れている、もっと深いテーマや課題があるという考えがあります。この深層の問題を見つけ出し、それを解決することで、私たちの見る世界は変わっていくのです。まるで、脳の中のフィルターが新しくなったかのように、新しい視点や気づきを持つことができます。

この魔法のような変化をもたらすプロセス、それがコーチングです。

さて、このコーチングを学び、実際に受けた方が、日常生活、特に家族との関係でどのような変化を感じるのか。このテーマについて、今回は深く掘り下げていきたいと思います。

この記事の内容

  • 自己肯定感が低いワケ
  • 人の心に宿る「ユニバーサルなニーズ」とは?
  • 「意識的な親としての在り方」と家族の絆
  • 子供のユニバーサルニーズと家族の関係性
  • 家族関係と心理学: より良い関係を築くための鍵

自己肯定感が低いワケ

仕事に関する悩みを深掘りしていくと、驚くことに、根底には自己肯定感の問題が潜んでいることが多いです。思い当たる節はありませんか?

「自己肯定感が低い」「自信がない」「他人に嫌われている」といった気持ちは、実は私たちの頭の中で生まれた“思い込み”に過ぎません。この思い込みが、あたかもフィルターのように働き、私たちが日常の出来事を捉える角度を狭めてしまいます。その結果、どんなに良い出来事や評価があっても、そのポジティブな部分を感じづらくなってしまいます。

この“フィルター”の存在に自分で気づくのは難しいもの。だって、それが長年の間、自分の「普通」だったからです。

それでは、なぜ私たちはこのような制限的なフィルターや思い込みを持ってしまうのでしょうか?

答えは、子供の頃の経験にあります。子供の頃に感じた、自分のニーズが十分に満たされなかった経験が、大人になっても私たちの心の中に影として残り、それが思い込みの原因となっているのです。

人の心に宿る「ユニバーサルなニーズ」とは?

私たち人間には、深層に「ユニバーサルなニーズ」というものがあります。それは、自分の言葉が他人にちゃんと届いているか、自分の存在が他人に認識されているかといった、基本的なニーズです。

例を挙げると、日本の田舎の伝統的な家庭では、長男が特別視されることがしばしばあります。その結果、次男や三男、また女の子は、自らの存在が薄れてしまうように感じることがあるのです。彼らは、たとえば学業での優秀な成績を通じて、親の注目を引こうとします。しかし、そういった「条件」を満たさないと自己肯定感が持てなくなるというジレンマに陥りがちです。

実は、子供の頃に最も求めるニーズは、単純に自分が人間として他人に認識されているかということ。自分の存在は見えているのか、自分の言葉はちゃんと他人の耳に届いているのか、という基本的な確認を求める心があります。

もしこの基本的なニーズが子供の頃に満たされなかった場合、大人になった時に自己肯定感が低くなったり、他人の評価が気になりすぎたりという問題に直面することがあります。

このユニバーサルなニーズの重要性を理解することで、自分や他人の行動の背後にある深い思いや感情を察知し、より良い人間関係を築いていくヒントになるかと思います。

「意識的な親としての在り方」と家族の絆

親と子の関係は、私たちの人生における最も影響力のある関係の一つです。特に、自分が親になった時、どのように子供と関わるべきかは、自身が子供だった時の親との関係が大きく影響します。

私たちは子供時代、親を絶対的な存在として見上げて成長します。そのため、その時期の親の接し方、言葉、態度は、後に自分が親となったときの接し方に大きく影響するのです。

現代のさまざまな社会的な問題は、子供の頃のニーズが満たされなかった大人たちが多数存在することに起因している、という意見もあります。反対に、自身の子供時代のニーズを理解し、それを満たすような育て方をすることで、人類全体の意識が向上し、幸せな人が増えると考える人々もいます。

その代表的な一人が、ドクター・シェファリ。彼女は「コンシャスペアレンティング」、つまり「意識的な親としての在り方」を提唱しています。私自身も彼女の提案する考え方に多くの共感を抱いており、今回は彼女の考えを紹介していきたいと思います。

子供のユニバーサルニーズと家族の関係性

ドクター・シェファリは、子供が成長する中で最も求める3つのユニバーサルニーズを提唱しています。

  • 1.自分はちゃんと人に見られているのか?
  • 2・自分には価値があるのか?
  • 3.自分は重要なのか?

子供たちは日常の中で、この3つの質問を繰り返し自分自身に問いかけています。

もし、これらの質問に親からの適切な答えや対応がなければ、子供の自己肯定感や自信は揺らぎます。シェファリは、子供たちはもともと完璧で独立した存在であると考えています。

従来の子育てのアプローチは、親が子供に何かを教える必要がある、親が子供を正しい道に導く責任がある、という考えに基づいてきました。結果として、しつけを名目にして怒鳴ったり、罰を与えるなどの厳しい育て方が一般的となってしまいました。

しかし、子供を独立した存在として捉えることが重要です。シェファリの考えによれば、親自身が子供時代に上記のニーズが満たされていないため、それが子供への接し方に影響していると言います。

多くの大人は、これらの未解決のニーズが無意識の中でブロックとなり、自己実現や人間関係に支障をきたしています。しかし、自己の価値は外部からの評価や承認ではなく、内側から来るものであると気づくことができれば、人はその制約から解放されます。

このような視点を持つことで、家族やパートナーとの関係も変わります。例えば、他人の言動に対して感情的になることなく、客観的に事象を捉えることができるようになります。そして、関係性がより良好なものへと変わっていきます。

家族関係と心理学: より良い関係を築くための鍵

人間は成長する過程でさまざまな経験をします。これらの経験の中で心理的なブロックや思い込みが生まれることがあります。例えば、小さなころの失敗や、親からの一言が、自己評価や他者との関係性に影響を与えることがあります。

こうした心のブロックや思い込みが、家族関係においても影響を及ぼすことは少なくありません。家族は私たちの人間関係の中でも特に深く、影響力のある存在です。元々の家族であれ、後から作られた家族であれ、その関係がうまく機能すると人生の満足度や幸福感が大きく向上します。

何かしらの思い込みや過去の経験が関係の中にブロックとして存在する場合、それを乗り越えることは簡単ではありません。しかし、その仕組みを理解することで、ブロックを取り除き、より健全な関係を築くことができます。

最も大切なのは、相手を変えることを求めるのではなく、自分自身の変化を模索することです。自分が成長し、変わっていくことで、家族との関係も自然と良好なものに変わっていきます。

この考え方や情報が、皆様の家族関係の向上、また人生の充実に役立てば幸いです。

ジャーナリングの魔法で人生を変えていきたい方へ

続けたら確実に人生が変わるジャーナリング。でも、いきなり始めても、どんなふうに書けばいいのか、分からない・・・という声を聞きます。そんなあなたのために、私が数年かけて改良し、今も使っているテンプレートをプレゼントします。

効果的なジャーナリングの方法を使って、毎日の集中力と充実度を上げませんか?毎日、意図を設定して生きることにより、生産性が高まり、日常が楽しくなっていきます。

ぜひお試しください。

ダウンロードする

ポッドキャスト女性の人生とキャリアとお金の番組

女性のキャリアや人生についての情報がたっぷりで、いつもリスナーさんに有料級と言われるポッドキャストはこちらからお聞きください。アップルポッドキャスト、Spotify, Google Playなど主要なプラットフォーム聞くことができます。

視聴する