お金の勉強を始めたいけれど、何から始めたらいいのか分からない。いまさら人に聞けない基本的な知識が知りたい。時間がないので家で気軽に勉強したい。今回は、そんな方のために、私が20代で借金250万円というどん底から、20年かけて資産を増やしていった間に読んで勉強になった本を紹介します。
この記事の内容
- 基礎を学ぶために読書がいい理由
- お金に対する全体的な考え方が学べる本
- 収入を増やす考え方が学べる本
- 投資の基礎が分かる本
読書は果てしない知識への入り口
私が20代でお金の勉強をしたいと思った理由は、ある日いきなり、自分の知識のなさに気がつき、愕然としたからです。当時、私は新卒社員としてコンサルティング会社で働き、新卒としては結構いいお給料をもらって、ビジネスクラスで世界中を飛びまわり、一流ホテルに泊まらせてもらった上、接待で高級レストランで食事をするという、めちゃめちゃ分かりやすく勘違いしやすい生活を送っていました。
それまでのパスタにふりかけをかけて食べるような極貧留学生生活から一転したので、勘違いもスケールが大きかったです。そんな中、いきなりヨーロッパの高級車をローンで買うという暴挙に出て、借金が250万円になりました(汗)。
ある日、当時一緒に住んでいた中国人のルームメートが、「車のローンを金利0%のカードにうつして、できるだけ多く毎月返したら、早く返済できるよ」と教えてくれたのです。
アメリカにはプロモーション金利で、手数料3−5%で1年間金利が全くつかないというクレジットカードが多数存在します。これを使ってローンの返済を早くするというのは、基礎中の基礎だったのですが、私はそんなことを考えたこともありませんでした。
そこから彼女に色々教えてもらい、「私はなんてお金のことを知らずに生きてきたんだ!」と、がーんと頭に衝撃が走ったのでした。
その日から、ちゃんとお金の勉強をする事に決め、本を読んだり、会社の先輩に教えてもらったり、掲示板(2000年代前半の話です)で質問したり、大学でパーソナルファイナンスの授業を受けたり、投資のセミナーに行ったり、後にはコンサルタントの高級商材を買ったり、ありとあらゆることを試しました。
この経験から、基礎を学ぶためには、「読書に勝る効率的な勉強方法はほぼない」という結論に達しました。なぜなら、本はとても安くて、世界中の知識が自分の好きなときに勉強できるからです。自分の好きな時間に好きな場所で静かに本と向き合うというのは、つまり他人の思い込みや売りたい商品に影響されず、色んな人の考えを自分で取捨選択して考える力がつくという事です。
そして、いったん良書を読み出すと、次から次に知りたい事が出てきて、どんどん知識が増えていきます。そこからより高度で専門的な知識を得るために、学校に通ったり人に教えてもらったりすればいいのです。
というわけで、お金の勉強をこれから始めたい、という方には、是非読書から始めることをおすすめします。
下記に紹介する本は、一般的なところからどんどんレベルアップしていくように並べています。この順番に読むと分かりやすいと思いますが、順不同で読んでも、気づきの多い本ばかりです。
お金を作って増やす基礎が学べる10冊
1)金持ち父さん貧乏父さん(ロバート・キヨサキ)
この本は説明がいらないんじゃないかと思うほど有名です。アメリカの元祖・お金の先生みたいな、ハワイ出身の日系アメリカ人、ロバート・キヨサキさんが書いた本です。お金に対する考え方を学ぶなら、まず最初に読んでほしいです。
全く知識のない人に、分かりやすくお金というものがどういうものなのか教えてくれるだけでなく、人生をどう生きたいかという質問まで投げかけてきます。本に出てくる金持ち父さんは著者の友人のお父さんで、メンター的な存在。ハワイでお店をやりながらどんどんビジネスを大きくしていった人らしいです。貧乏父さんというのは彼の実のお父さんで、ハワイの州政府で出世して高給を得ていたにも関わらず、職を失い、自分でお金を作る能力がなかったのでとても苦労したそうです。この本を読んで人生が変わった人は、百万人単位でいるのではないでしょうか。実は私もこの本を読んで投資をちゃんとしようと思いました。
忙しい方は中田敦彦さんのYouTube大学でどうぞ。
2)バビロンの大富豪(ジョージ・S・クレイソン)
この本も超有名で中田さんがビデオにされてますのでリンクを貼っておきます。小説になっていてとても読みやすいです。青年がバビロンの大富豪に、お金について教えを請うという体裁になっていていて、黄金の7つの法則が明かされます。
もともとこの本は1920年代にアメリカの金融機関が発行したパンフレットにのっていた寓話を、まとめて一冊の本にして出版されたものです。もとは金融商品を売るという目的で書かれた文章ですが、お金について全く知らない人にも分かりやすく書かれているため、90年以上も世界中で読み継がれています。この本は家計やパーソナルファイナンスの基礎中の基礎を分かりやすく説明してくれています。
私は読んでいませんが、最近漫画版も出ているので、そちらも読みやすくなっているかもしれません。
3)経済ってそういうことだったのか会議(佐藤雅彦、竹中平蔵)
ものすごく平易な言葉で経済の全体が見渡せる本です。ミクロもマクロもカバーしてます。お金を稼ぐ、貯める、増やす、という視点だけでなく、社会人として生きていく上でとても役に立つ本です。経済についてよく知らない広告クリエイターの佐藤さんが、専門家と対談するという体で進んでいきます。
確か成田空港の本屋さんで見つけて、サンフランシスコまでの機内で読み出したら止まらず、寝不足になった記憶があります。経済って学校の授業だとひたすらつまらない印象がありましたが、書き手によってここまで面白くなるものなんだとびっくりしました。
2000年の本なので今読むと事例が古いと感じるかも知れませんが、経済の仕組み自体は変わってないのでおすすめです。
4)お金は銀行に預けるな〜金融リテラシーの基本と実践(勝間和代)
一時期、勝間さんの本を読みあさっていたのですが、これもそのときに出会ってよく書けていると思いました。自分のお金を自分で責任を持ってコントロールするにはどうすればいいのかという入門書です。
女性が書いたお金の本って節約とか家計簿とか、日常の生活に寄り添った本が多いのですが、この本は全体を見渡すのに適しています。節約、家計簿などの本もある程度知識がついてから読むにはいいと思いますが、最初に細かい枝葉の部分から入ると、面倒くさくなって挫折する可能性が高いです。ですので、初心者が本屋さんで選ぶときは、できるだけ考え方が書いてある本、全体が見渡せる本をまず買ってみることをおすすめします。
5)株の原則(邸永漢)
邸さんは台湾人の「お金の神様」として、私の親世代(現在60代後半〜70代)にはかなり有名な人です。この本も親の本棚にあったのを拝借して読みました。とても分かりやすく株について書かれている良書です。テクニックとかじゃなくて、お金を生み出せる人の基本的な投資に対する考え方が分かります。著者の自分語りが気になる方にはおすすめできませんが、株の事はよく分からないという方にはおすすめの入門書です。
6)となりの億万長者(トマス・J・スタンリー)
ミリオネア(億単位の資産を持つ人)は特別なお金持ちではなく、普通の人でも原則を守れば誰でもなれるという本です。この本が出た頃私は20代前半で、全米でベストセラーになっていてメディアでも大きく取り上げられていたのは知っていましたが、「年取って金持ちになってもしょうがないやん」くらいに他人事に思っていました。
今40代になって、実際に資産運用を続けてみて、この本の考え方は真実だったなと思います。ゆっくりだけど着実に資産を増やしていくというのは、投資の黄金法則です。そして、もう一つ言ってしまうと、年を取れるというのは、とてもラッキーなことだというのも分かりました。
いま、若くて人生を楽しんでいる人に是非読んでほしいと思います。
7)金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント(ロバート・キヨサキ)
8)新版お金持ちになれる黄金の羽の拾い方(橘玲)
お金の勉強というより、どうすれば自分の力で価値を生み出して、お金に還元できるのか、ということが書かれた本です。お金を増やすには、収入を上げることが重要になります。収入を上げていくヒントを与えてくれる、既に古典となっている本です。
最初は何故作家がファイナンス本?と思ったのですが、よく考えてみればベストセラー作家というのは無から価値を生み出すプロでした。考え方を変えればあらゆる所にお金の卵が落ちているというのが分かる本です。
20代〜30代後半に読んだら、多分人生変わると思いますが、40代からでも十分ためになります。
9)インデックス投資は勝者のゲーム 株式市場から確実な利益を得る常識的方法(ジョン・C・ボーグル)
これは具体的な投資の方法が書かれた本です。著者はインデックス投資の創始者で、ヴァンガードという投信会社を作った人。アメリカで一般の人でも気軽に投信に投資できるようにした、投資界の神のような方の書かれた本です。
一言で言ってしまうと、個人が継続的にマーケットに勝つ事はできないから、マーケット全体に投資するインデックス投資をしたほうがいいということが書かれています。他人がたまたま成功した再現性のない投資メソッドを追い求めるより、まずは長年投資した経験をもとに書かれた本書のような良書から、株式投資の勉強をはじめるのがおすすめです。
10)株で富を築くバフェットの法則(ロバート・G・ハグストローム)
これも投資界の神様と呼ばれるバフェット。この人は本当にすごいです。投資の哲学や実績も他の追随を許さないし、お金持ちになってもずっと同じ家に住んでいるとか、地に足がついたところも尊敬します。自分が人に言っていることを本当に実践している数少ない人です。
この本には株式投資の鉄板戦略とか、どうやって企業の価値を見て投資するのか、投資でどのように社会的価値を生み出していくのか、投資の根源的なところが書かれているので、これから投資をしたい人にはとてもいい入門書です。
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