「書く瞑想」とも言われるジャーナリング。頭の中にあるものを紙に書き出していくことによって、思考を深めたり、集中力を高めたりする効果があります。
それだけでなく、自分の内面を掘り下げることにより、本当に自分が欲しいものに気づき、夢をかなえて人生を変えていくツールとしても使う事ができます。
この記事では、ジャーナリングをやったことがないけれどこれから始めたい方、または始めたけれど、もっとご自分に合うやり方を探している方のために、おすすめのジャーナリング方法をご紹介します。
この記事の内容
- ジャーナリングとは
- ジャーナリングの効果
- ジャーナリングの方法
- ジャーナリングを続けて変わった事(体験談)
そもそも、ジャーナリングって何?
ジャーナリングの効果
ジャーナリングの効果というのは、一言で言えば潜在意識とつながりやすくなることです。潜在意意識とは、私たちの思考の表面の下にある意識のことです。普段は自分が気づいていない思い込みや感情が潜在意識の中にたくさんあると、「やりたいと思っているのにできない」「何かわからないけどもやもやする」みたいな症状が出ます。
潜在意識は、言葉を使いません。イメージやメタファーの世界です。だからそこからのメッセージをなかなかキャッチできなかったりします。ジャーナリングをすることによって、これを言語化することができます。
普段の生活の中で、頭の表層で様々な思考が入り乱れている中、自分の本当の感情や欲しいものが分からなくなっていることがあると思います。思考や感情を紙に書いていくことにより、自分の頭の中が整理され、思考がクリアになり、直感的な思いつきが表面に出てくる事が多くなるのです。
頭の中が整理されることにより、
- 集中力が高まる
- 仕事の効率があがる
- ネガティブ思考の人でもどんどんポジティブになる
ということが起こります。アメリカの心理学の研究では、ジャーナリングはストレスや鬱病に効果があるだけでなく、免疫力を高めるという報告もあります(*)。
ジャーナリングはマインドフルネスのツールとしても使われています。マインドフルネスを高め、人生をより豊かにしていくことができるのです。書くだけで人生が変わるって何とも安上がりですが、とてもパワフルではありませんか。
マインドフルネスについて知りたい方はこちらをお読みください。
ジャーナリングのやり方
具体的なジャーナリングのやり方は、人によって違うのですが、ここでは私が初めてジャーナリングをしようと思ったときに、試してみて簡単で、効果があった方法をご紹介します。
それは、モーニングページというものです。これは作家のジュリア・キャメロンさんが著書、「ずっとやりたかったことを、やりなさい」の中で提案したもので、朝起きがけにノート3ページ分思いついたことをひたすら書くというものです。
3ページも、思いついた事を書き続けるのは結構大変です。そこまで思考を止めずに他のことに気を散らさないで書く事に集中するのは、思いついたらスマホで何でも調べることに慣れた私たちにはハードルが高いです。
つまり、これをやるだけで集中力の訓練になります。
また、1ページ目ではまだきれいごとを書いていたけど、3ページ目くらいになると本音やドロドロが出てきて、「あれ?私ってこんなこと考えてんだ」と気づいたりします。
個人的には30分で3ページいかないくらいのこともあります。まずは朝の時間30分をジャーナリングにあててみるのがいいかと思います。
瞑想とセットにする方法
さらにおすすめは、瞑想をした直後にジャーナリングすることです。瞑想は5分でも10分でも大丈夫。瞑想中に自分が今解決したいと思っていたり、疑問に思っている事を、自分の頭の中で問いかけます。
その直後にジャーナリングすると、やっている途中で問題に対する答えが文字になって出てくる事があります。
テーマを決めて書く方法
慣れてきたら、テーマを決めて書いていっても良いです。たとえば、最近私がやってみたのは、3年後の自分になってジャーナリングしてみる。ということです。3年後、自分が理想の自分になっていて、ジャーナリングをするとしたらどんなことを書くだろうと思いながら書いていきます。
自分が理想としているライフスタイルの細かい部分に気がつき、そこに到達するまでの行動目標みたいなものが出てきます。たとえば3年後子供とはこういう関係でいたいから、今日は子供にこういう態度で接してこういう言葉をかけよう、みたいな感じです。
ジャーナリングをする場所
場所は、自宅で誰にも邪魔されないところが最適です。
脳が処理しなければならない情報や刺激を極力抑えて、書く事に集中するためです。以前、何回かカフェでやってみたことがありますが、あまりにも気が散って無理でした。
ジャーナリング用ノート
ジャーナリングに使うノートは、罫線がついているもの、見開くとたいらになるものが書きやすくておすすめです。
普通の大学ノートでもいいのですが、気分をあげるために、自分の好きな色やきれいなデザインの表紙のものを選ぶと、ジャーナリングをする事自体がポジティブな記憶として残るので、習慣化しやすくなります。
ジュリア・キャメロンさんは、「モーニングノートは読み返さない」と書いていますが、私はたまに読み返して自分の成長ぶりを確認するのも、ジャーナリングの醍醐味だと思っています。
ジャーナリングを続けた私の体験談
ここからは、私の個人的な体験を書きます。
青春時代、日記を書いていた方も多いのではないでしょうか?私も、小学生のときから大学卒業までは、毎日のように日記に自分の気持ちや夢を書いていました。当時はジャーナリングのことも知らなくて、ただ普通に書いていただけですが、振り返ってみると、このときの効果は絶大。例えば、
- 自分の進路がはっきりした
- 第一志望の大学に進学できた
- 外国で生活してみたいというあこがれが実現できた
- 理想の男性と付き合うことができた
- イメージしていた通りに海外で好きな仕事を見つけることができた
などなど。
でも大学卒業後、アメリカに留学したあたりから、勉強、就職、パーティー、恋愛などなど、日常生活が忙しすぎて日記をさぼるようになりました。
そのまま20年くらい(!)たって、ふと気がつくと、「あれ?おかしいな。これって私が欲しかったものなんだっけ」という思いがわいてきたのです。
そこで出会ったのがジャーナリング。再び書き始めてから1年半ほどたちます。
今回は、わらにもすがる思いで始めたジャーナリングですが、既に出ている効果は
- ポジティブに物事を見られるようになった
- 感情が安定した
- 不安なことがあっても、人に相談したり八つ当たりしたりせず、自分で処理することができるようになった
- 自分の夢を発見した
- 夢に向かってどう動いていけばいいのか行動の方向がだんだん分かってきた
- 夢に向かって行動を起こす事ができた
引き寄せの法則でいうところの、波動が上がったという感じでしょうか。
個人的な体験を最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事で興味を持っていただけたら、是非お気に入りのノートを見つけて、ジャーナリングをはじめてみてください。

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