成功者には感謝上手が多いという話を聞いたことがあるでしょうか。成功していたらそりゃ感謝することも多いよね、と思われるかも知れません。でも、「感謝の習慣」があったから成功したのだという成功者もいます。
社会的な成功を望んでいなくても、感謝の習慣を続けることで、幸せを手に入れる確率が高くなります。
この記事では、「感謝の効果」と、習慣化する簡単な方法を説明します。
この記事の内容
- 「感謝する」ことの効果
- 「感謝の習慣」を生活に取り入れる方法
- 「感謝の習慣」を続けた体験談
- 仕事が大嫌いだった女性が、感謝するようになって変わったという話
「感謝する」ことの効果
社会的に大きな成功を収めている人には、「感謝上手な人」が多いのはご存知でしょうか。
- 松下幸之助さん
- Virginグループを設立したリチャードブランソンさん
- アメリカの有名な司会者で実業家のオプラ・ウィンフリーさん
などが、感謝の重要性を繰り返し説いています。
”感謝の心はものの価値を高めることになる。一つのものをもらっても、何だつまらない、と思えば、その価値はきわめて低いことになってしまうが、ありがたいという気持ちでいれば、それだけ高い価値が見出せ、よりよく活用できることにもなろう。だから、“猫に小判”というが、反対に感謝の心は、鉄をも金に変えるほどのものだと思う。”〜松下幸之助
松下幸之助.comより引用
“感謝すればするほど、私の得られるものは増えていった。なぜかというと、私たちが注意を与える対象は、どんどん大きくなっていくからなの。人生のいいものに集中したら、もっと多くのいいものを作っていくことができる”
”私がたくさんのものを持っているのは、感謝をしたからなの”
〜オプラ・ウィンフリー
“成功の鍵は何かって?感謝することだよ。”
〜サー・リチャード・ブランソン (Twitter @richardbranson)
感謝の効果については、心理学でも注目されています。ある研究では、10週間感謝の気持ちを書き続けた人々は、人生に対してポジティブになっただけでなく、医者に行く回数が減り、運動もよくするようになったという結果が出ています(*)。
おもな感謝の効果としては、
- 幸福度が増す
- 健康になる
- 人間関係がよくなる
- 生産性が高まる
などが知られています。
感謝を習慣付ける方法
そんなにいい効果があるのなら、是非試してみたいと思いませんか?
感謝を習慣として生活に取り入れるには、例えば以下のような方法があります。
- 周りの人に些細なことでも「ありがとう」と言う
- しばらく会っていない人に、感謝のメッセージを送る
- 感謝ノートをつける
- お祈りや瞑想で感謝をする
この中でも簡単にできておすすめなのが、感謝ノートをつけることです。普段使っているノートに、今日感謝したいことを、箇条書きで書くだけです。
頭の中でやってもいいのですが、できれば書いたほうが後から見て思い出せるので、おすすめです。ものすごく嫌な事があったり、人に嫌な事をされたり、落ち込んで浮上できない!と思ったときに、感謝ノートを見返すと、いい事を思い出して、気持ちが楽になるからです。
これを、一日のうちで時間を決めて、毎日やります。できれば朝起きたばかりのときか、夜寝る前がおすすめです。頭の中が内面に向かいやすくなっているからです。
感謝を習慣付けた体験談と、実際に起きた変化
私は産後、ミッドライフクライシスにかかってしまいました。「一体私は何をするために生まれてきたのか」と考えているうちに、負のスパイラルに落ちて、鬱っぽくなってしまいました。そのとき、ライフコーチに出会ってコーチングを受けることにしました。
最初のセッションで、
「今日から毎日、感謝できることを3個ずつ書いていってください」
と言われました。
「なんでこんなこと?と思うかも知れないけど、絶対に役に立つからやってね」
と言われて、「???」と思いながら始めたのです。
最初は、3個と言われて毎日おなじようなことしか思いつきませんでした。
- 生きている
- 家族が健康
- 子供がかわいい
とか・・・。
「毎日同じなんですけど、毎日やるんですか?」とコーチに言ったら、
「大きい事じゃなくて、小さい事に目を向けてみて」
と言われました。
そこで、ものすごく小さい事に感謝することにしました。
たとえば、
- 娘が毎日、幼稚園から帰ってきたら新しい靴を買った箱にしまって大事にしている。かわいすぎて感謝。
- 夫が焼いてくれたステーキが劇的においしかった。感謝。
- 通勤時に見た夕焼けが美しかった。感謝。
最初のうちは、一日の中で何に感謝できるか?というのを必死に探しながらやりました。多分、この「感謝できることを探す」というのが、脳の回路を変えていくのかな?と思います。
そのうち、無意識に感謝できることを探すようになり、気がついたら、「感謝することだらけ」の毎日になっていました。こうなると、一日のうちで悪い気分のときより、いい気分になっていることが多くなります。これが、「幸福度が増す」ということです。
感謝の習慣について見直すきっかけになったのは、しばらく感謝ノートをつけなかった時です。
結構長く続けた後で、もう感謝ノートつけなくても感謝の気持ちが強いからいいかな?と思ったのです。
数ヶ月の間だったのですが、そのときは職場での人間関係に非常に悩まされました。チームのみんなで陰口合戦みたいになって、疑心暗鬼になり、仕事に行くのがとても辛くなりました。
そのとき、そういえば感謝ノートをつけてなかったな・・・と思い出し、また始めてみたのです。
しばらく続けていると、またポジティブな気持ちがよみがえってきて、私のやっていることは間違っていた、と気がついたのです。
同時期に部下と話していて、彼も「目が覚めた。もう陰口はやめる」と言っていました。人の気持ちは感染するんだなと気づいた瞬間です。その後、その職場の人間関係は、かなりましになりました。
それ以降、きちんと感謝ノートをつけるようにしています。
感謝ノートをつけて変わる人が続出
実は、私の無料コミュニティ「Happily Ever After未来デザイン」でも、年に一度、みんなで感謝ワークを行なっています。
本格的に感謝ワークをやってみたい方に、おすすめの本があるのです。この本を使って、大勢で感謝ワークを行うと、変化する方が多数出てきます。
- 嫌な人間関係が嫌じゃなくなった
- 職場の人が優しくなった
- 夫との関係が改善した
- 自分の人生が悪くはなかったと知った
などなど、感謝ワークを週数間続けるだけで、効果がでます。
その本は、ロンダ・バーンさんの、「ザ・マジック」という本です。

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