私たちは人と比べることを日常的にやっています。人間は社会的な動物なので、人の中に入ってどちらが上か下か、特に男性の場合ですと生存競争の一環として必要だからやっているとも思います。それが今は、比較することが足かせになっている人が多いように感じています。
比較と言っても様々で、生活レベルや家の大きさ、車の種類、旦那さんのお給料とか、SNSのフォロワーの数まで、日常的に比較対象はたくさんあります。これがいかに無駄かをお話ししたいと思います。
この記事の内容
- 比較をすることによって自分を狭めている
- 比較する事による弊害
- 人によって幸せの基準が異なる
- 今世での学びは一人一人違う
比較をすることによって自分を狭めている
比較対象は、自分が思い浮かばない対象とは比較しません。分かりやすい例ですと、私の両親はいつも人と比較をしていました。小さい頃、両親に「あなたたちのように、こんなに恵まれている子は他にいない」とよく言われていました。大人になってから気づいたのですが、私も同じような比較をしていたのです。その比較は上にいる人に比較するか、下にいる人に比較するか、そのような親の考えで「あなたたちより恵まれている人はいない」というのは、自分たちより年収の低い人と比較していることになります。
世の中には想像がつかないほど豊かな人がいますし、また逆に想像がつかないほど貧しい人もいます。出張でよくインドに行った際に、高級ホテルに宿泊させてもらい、ホテルの中では着飾った方々がぼったくりのような値段で食事をしているところも見ました。しかし一旦街に出ると、ホテルの影にはスラム街があり、屋根はあるけれど壁はないところにたくさんの人が暮らしています。そのような範囲の中で、比べることはできません。何が幸せか、幸せではないかは人によっても違います。
比較する事による弊害
私の両親がやっていたことは、身近な人で生活ぶりが悪く見える人と比較して言っていたのだと思います。そうすることによって自分の可能性を狭めていますよね。どうせ比較するならもっと上の人と比較をして、もっと私は頑張りたいと思うなら良いと思うのですが、低い人と比較をしてこれだけ恵まれていると思うことは少し悲しいなと大人になってから感じました。
そして、自分がその価値観になっていたことに気づいたことがあります。同僚の中で誰が先に昇進するか、誰の給与が高いか、誰が株をもらえるか(職場である銀行では、社員は株がもらえます)、など細かいことまで比較をしていました。このように似た人たちの中で比較をすることによって、それ以上を目指せないというか、同じような集団の中で少し抜け出ていたら素晴らしいことのように思ってしまうという弊害があります。
人によって幸せの基準が異なる
私は車にあまり価値は持っておらず、古い車を長年使っています。周りからはかわいそうと思われていました。私にとっての車は、事故をせずに走れば良いと思っているので、個人個人によって幸せの基準が違います。ユニバーサルな物差しがない世界で、何か幸せなのかは分かりません。インドのスラム街の話でも、どちらが幸せか分かりません。すごく有名でお金持ちでも幸せではない人もいます、逆に何も持っていない人でもすごく幸せな人もいます。
比較をすることによって自分の幅を狭めてしまうのはもったいないです。あるアメリカのコーチが言うには、比較をすること自体が何の意味がないのは、個人個人が持って生まれたカルマが違うからということです。少し精神世界の話になるので、信じられない方はスルーしてください。
今世での学びは一人一人違う
彼が言うには、人間はエネルギー(魂)でその時々によって今回はこの体という形で生まれてきています。長い目でみると、エネルギー体である魂が何かを学びに来るために人間の体に入って、学び終わったら去っていくとのことです。この観点から見ると、この人生で学びに来ていることは人によって全く違いますので、あなたと他の人の学びは関係ありません。ですので、人と比較をすること自体全く意味がありません。この話を聞いた時、なるほどと腑に落ちました。
比較することによって何か不自由を感じている方、ママ友の間でのこととか、旦那さんの階級のこととか、表面的なことで他人と比較をして自分の可能性を狭めていることはもったいないと思います。誰かと比較をしなければ、もしかするともっとあなたには広大な可能性があるかもしれません。一人一人の持っているカルマが異なるのならば、人が持っているものよりももっと良いものがあなたに来る可能性があります。
人と比較をするよりも自分が何をしにきているのか、何のために生きているのかということに注力をする方が人生を無駄にしなくて済むと思います。私はずっと人と比較をするパラダイムの中で生きてきて、実感として自分の可能性をすごく狭めてきたと思うので今回このことについて書きました。

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