感情に押しつぶされそうになったときには？

ジャッジメントジャーナルのポイントは、自分の感情が動かされたことについて書くことです。具体例を言います。

私は最近ショックなことがありました。仲の良い知人の彼が浮気をしたことを聞かされました。聞いた後は私も腹が立ち、悲しくなり、裏切られたような気持ちになったのですが、このネガティブな感情をいつまでも持っていたら自分にもよくない影響が出ると思い、ジャッジメントジャーナルに気持ちを書き出しました。

ジャッジメントジャーナルになんと書いたかというと、cheater！（不倫や浮気をする人はcheaterと呼びます）と書きました。自己中で自分勝手で、人を傷つけても構わない人と、その他にもいろいろ書きました。ただ、どう考えてもこれは私の投影ではないと思いながらとりあえず書きました。

次の日、まだ気持ちは処理できていないのですが、仕事で自分が納得できていないのにそのまま提出してしまった案件があり、その時にジャッジメントジャーナルを開くとcheater！と書いてあるのです。あ！そういうことなのかと思いました。

浮気とこの仕事は全く関係はないのですが、私の内面の状態を深く掘っていくと、自分はベストを尽くしていないから（騙しているような、ちゃんと仕事をしていないと自分で思っているから）その人のそういう行動に対してものすごく感情が動かされたことが判明しました。なぜそこがつながるのかわからないと思うかもしれませんが、内面でどのようにつなげているかは全て主観なので、そういう感じで自分の頭の中でつながりました。

全く予想外のところから自分がジャッジしたことが、実は自分が自分に対して思っていたことだったのです。逆に憧れている人がテレビに映っていて、エネルギーが素敵だな、いいなと思っている人のこともジャッジメントジャーナルに書きます。それは自分の中にあるということなので、後から読むとこういう素質が自分にもあるのだと元気づけられます。