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 AI時代に生きる私たちに求められる能力・女性的なものと男性的なもの

AI時代が到来しています。今、社会人として仕事をしている方はもちろん、これから子供をどうやって育てていけば良いかという話にもつながってくると思うので、AI時代に求められる能力について書きたいと思います。

この記事の内容

  • 私のキャリア形成と人口知能
  • これまでの男性社会におけるAIの台頭
  • AIの影響を受けない分野はあるのか
  • これから求められるのは女性的な力
  • 女性性と男性性の融合

私のキャリア形成と人口知能

金融分野では人工知能が昔から使われていて、私が勤務していたコンサルティング会社でも2000年初頭には積極的に人工知能の分野で博士号を持った方を採用していました。金融は人工知能と親和性が高く、なぜかというと金融は顧客データがたくさんあるからです。当時はビッグデータというものはそこまでローコストで使うことができなかったのですが、最近はコンピュータ技術プラス、保存できるデータの量がかなりの数になったので、いまではAI時代の到来と言われています。20年くらい前から、AIに仕事を取られるという危機感は金融の中では結構ありました。それと同時に” World is flat” という本がベストセラーになり、外国の安い労働力に仕事を取られる危機があって、社会人人生20年くらいの間ずっと自分の仕事はこれからも大丈夫なのだろうかと考えながらキャリアを積んできた気がします。

その中で世界中の人材と競争し、かつロボットとも競争しないといけなくなった場合に、どのように考えて、どのような能力を持っていれば個人のやりがいを維持しつつ、社会に貢献していけるのか長年考えてきました。最近なんとなくこういうことかなということがわかったのでそれをシェアさせてください。

これまでの男性社会におけるAIの台頭

まず、女性的なものと男性的なものが同時に必要になってくる時代になってきたと感じます。

ここでいう男性的なものというのは、往来の社会の仕組みの中で競争しながら組織の中で動いていく時に必要とされた問題発見能力、問題解決能力、戦略を組み立てて実行する能力(プロジェクトマネジメント)、あとはクリティカルシンキングです。この男性的な考え方でいくと、往来の社会的な問題は解決できるところが多かったのですが、これだけでいくと歪みが出てきます。例えば、弱者が救済されなかったり格差が広がっていったり、そういうことが起こります。

資本主義自体も男性的な元に成り立っていると思います。男性的なロジックを組んで、仕事を遂行していく人が仕事ができる人という風に言われていましたが、現在はAIが台頭してきてこれらのことをやってくれることになりました。問題発見や解決など、かなりの分野でAIの力を借りられるようになってきました。プロジェクトマネジメントに関してもまだ人間の手は借りないといけませんが、AIでもやろうと思えばできます。

AIの影響を受けない分野はあるのか

例えば個人的に人を見る職業ですと、AIや海外人材と競争しなくて済むかなと思った時期がありました。お医者さんや看護の分野、介護など、その場にいないといけない方達です。でもよく考えてみると最近はお医者さんでも、インドにメディカルツーリズムということでアメリカ人がインドに行って医療を受けたり、コロナ禍の影響もありオンラインで診療ができたり、その場にいなくても良くなってきました。ですので、必ずしもそうではないなと思いました。

次に考えたのが、ビジネスの人間と理系かつ分析系の人間をつなげる役目をする人材。マネージメントと専門家の間を翻訳できる人材、これがもてはやされた時期がありました。当時はマネージメントがデータ分析の結果をうまくビジネスに翻訳することができない人が多かったのです。ですがそれから15−20年経って、分析が常識的なものになり、世界で新しくSTEM系の教育を受けた人材がマネージメントになっている時代には、それもあてはまらないなと思いました。ではどうすれば良いのかと考えていた時期がありました。

現在は翻訳といっても、以前のようなマネージメントと技術専門家の間の翻訳ではなく、AIと人間との翻訳ができる人材がもてはやされています。データサイエンティストの方なんかがそうなのですが、そもそもの問題をAIに解かせるという問題自体を入れる役割、そして出てきたものを解析・翻訳して他の人に意味付けする、という職種がもてはやされています。しかしおそらく、これ自体もかなりの割合でAIができる仕事になってくると思います。

これから求められるのは女性的な力

社会で何が主流になってきているかというと、コミュニティであるとか個人が自分のブランドで何かをやっているとか、以前にはなかったマイクロコミュニティがたくさん出来上がり、国境は関係なく、個人の興味や信じているもので繋がっている、これは以前にはなかったです。以前は地理的に近くないとコミュニティは作れなかったです。そういうこともあって、女性的なものがすごく必要になってきます。例えばリアルであったことがない人にでも、共感できる共感力。コミュニティを作ることができるビルディング能力。そしてクリエイティビティです。

女性はもともと、無から何かを生み出すことができます。クリエイティビティのために必要なことは直感です。直感の能力であるとかは、今までの男性社会では特に必要とされていませんでしたが、これからの社会ではそういうものも必要になってくると思います。

女性性と男性性の融合

今は過渡期なのですが、女性的なものだけで良いというわけではなく、MBAで教えられているような男性的な能力、プラス女性的な能力をうまく融合させて使い分けていけるような人材がこれから求められているのではないかと思います。

具体的な例ですと、ゴール設定やビジョンの話でも直感に基づいて自分のビジョンを設定しますが、その時に必ず実現したいならば数字的なものを入れないといけません。こうなりたいなというイメージだけではダメで、漠然としたものを数値に落とす作業が必要です。そこでクリティカルシンキングやロジカルシンキングなど、そもそも男性社会で主流であった考え方が必要となってくると思います。

AI時代に生きる私たちがこれからどのように考えて、自分の能力を磨いていけば良いかということについて書いてみました。

AI時代に求められる能力 (1)

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