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リーダーシップで大事なこと。人を動かす秘訣とは

私にはリーダーシップについて真剣に考えた時期があります。そのときに考え、行動したことをシェアします。

この記事の内容

  • 北京駐在での経験
  • 日本人であるというだけで
  • まず最初に自分から与える
  • リーダーとして大事なこと
  • 私が中国で大変だった時に何をやったか
  • 結局、人柄。そして行動。

北京駐在での経験

私は以前、北京に行って仕事をしていた時がありました。2008年北京オリンピックがあった頃です。ボスがアジア地域を統括しており、インドと中国が大きな市場という中、彼の補佐のような感じで中国の補佐の仕事で入りました。中国オフィスを開設し、社員を雇ったりチームを作ったりしていたのです。しばらくは長期出張を何度も繰り返して通っていました。

ある時、現地のプロジェクトが大変なことになっているということで、代わりにプロジェクトマネージャーとして立て直しするように言われました。そこからは駐在のような感じで北京に滞在しました。結婚はしていましたが子供はまだおらず、新婚1年目ほどの頃です。結婚後いきなり北京に行き、夫とは数ヶ月に1回会うくらいになりました。

その頃の北京はオリンピックの経済ブームで、24時間ビルの工事をしているような感じでした。今から経済が盛り上がっていくというところで、金融の銀行もこれからどんどんビジネスを国際的に大きくしていくところ、規制を国際的なレベルに合わせなければいけないということで、アメリカの会社を雇うという背景があったのです。

日本人であるというだけで

そういう経済状況の中で、これから成長していく金融市場に対してコンサルティングすることはすごく楽しかったのですが、同時に厳しかった面もありました。それは夫に会えないというプライベートな面もありましたが、一旦会社の外に出ると日本人というだけですごく嫌われたのです。

仕事面では、社内にアメリカ人やアメリカに移住した中国人が多かったので、社内での風当たりは強くなかったのですが、だんだんと、私は日本人だから嫌われているのかな?と思うことがあったのです。日本人というだけで仕事がすごくやりにくかったです。

日本人に対して嫌なイメージがあるみたいで、嘘をつくとか、誠実ではないとか、反日教育で育った人が大人になっていると思うのですが、上司はアメリカの会社ですのでそこまで理解できないので、日本人である私を何も考えずに責任者として赴任させたんですね。ですが、中国人を辞めさせて、私が入るという経緯からすでに反感があったようです。かつ、私は中国語を話せず英語で指示をしていたので、まあまあ嫌ですよね。気に食わない人が自分が仕立てたボスのところに入ってくるみたいな感じだったと思います。

まず最初に自分から与える

私はアメリカナイズされていたので、アジア人の心の機微もわかっておらず、アメリカ流のマネージメントで最初は入っていきました。ところがうまくいかなかった。途中からは「いくら正論を言っても、みんなに日本人として嫌われているから無理だよ」と親切に教えてくれる人もいました。そこから、どうやって自分を信頼していない人をリードしていくか、徹底的に考えました。すべてはそこから始まりました。

一番学んだのは、まず最初に自分から与えることです。それはリーダーシップだけではなく、全ての人間関係に通じると思います。新しい環境に行った時や、新しくスモールビジネスを始めたりするときも必ずそうで、先に与える、先に何かを自分から出す。自分に何かが返ってくるのは後からなのです。人間関係、お金、なんでもそうです。

すごく好きな人がいて振り向いてもらいたいけれど、その人に対して自分があまりにも好意を見せすぎると嫌われるんじゃないか、と思いますよね。でも自分から先に出さないと相手には出してもらえません。怖いんですよね、自分をさらけ出して相手が返してくれなかったらどうしようとか。でもそれしかないのです。

リーダーとして大事なこと

リーダーシップでもそうです。まずは自分が相手のことを信頼している、相手を人間として知ろうとしている、やはりそれがないと人は動かないのです。どれだけ大きな会社でビジネスをやっていても、相手は人です。感情が動かないとちゃんと動きません。お給料だけでは無理です。

リーダーとして大事なのは、部下にモチベーションを与えることです。相手の内部からくるインターナルモチベーションと合わせないといけません。

人によってモチベーションポイントは違います。リーダーとして人に何かをやってもらうには、何の部分は伝えますがHOW(どうやって)の部分は伝えません。なぜならHOWがその人のモチベーションにつながっているからです。その人のやり方でやってもらいます。結果はこの辺までは出してくださいと伝えると、みんなが自分の心の中で仕事に対して意味づけができるので、意味づけがある人は効率的に動きます。自分の仕事という責任感が生まれるので、リーダーとして行き場所を見せてあげることが大切です。言っていることとやっていることが一致していないと、人はついてきてくれません。

私が中国で大変だった時に何をやったか

中国人の歴史や文化を勉強していることを明らかに人にわかる形でやりました。三国志が好きだったので読んだり、戦争博物館に行ったり、中国語は読めませんが中国語の本屋さんに行ったり、ドキュメンタリー作品を見たりしていました。

そうしたら、徐々にですが「あなたのことは眼中にない」という態度をしていた人たちが、どんどん心を開いてきて、そのうち砕けた話をし、お酒の場ではさらに砕けていき、徐々に信頼関係ができていました。私が中国を去る頃にはすごく強いチームができていて、「あの時はごめんね、日本人だから嫌な奴だと思っていたけれどそうじゃなかった」と言われて感動した覚えがあります。

結局、人柄。そして行動。

人に何かやってもらおうとか、地位で人がついてくるのはおこがましいと思いました。私も尊敬できないボスは嫌なので、尊敬は立場で決まるものではなく、人柄や行動で決まるものだと思います。リーダーは常に自分が謙虚さを失わないこと、リーダーじゃない立場の人でも、まず最初に自分が開示して相手に何かを与える。これが人間関係の基本だと思います。

結論から言うと、何かが欲しいとか、何かを成し遂げたい、人にして欲しい、チームを作りたいとか、なんでも良いのですが、必ず自分から先に出すこと。なんでも良いのですが、自分の持っているものをまず先に出すことが大事だと思います。

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