夢を叶えたり、目標を達成するためには、ある一定の考え方、習慣、行動が必要です。
何か達成したいことがあっても、「自分には無理」と思ってしまったり、努力しようとしてもすぐに挫折してしまった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
この記事では、「夢はあるけど、大きすぎて叶う気がしない」「どうやって目標に近づけばいいのか分からない」「どこからはじめたらいいのか」といった悩みにお答えします。
この記事の内容
- 夢を叶えるために必要な3つの要素
- 夢を叶えるための最初のステップ
- 夢を叶える行動計画の立て方
- 行動を習慣に落とし込む
夢を叶えるために必要な3つの要素
自分にとって大きな夢、目標に近づくためには、必要なものが3つあります。
それは、思考のパターン(マインドセット)、行動計画、習慣です。
思考のパターン(マインドセット)
- 夢をどういったフレームで描くことができるか
- 夢が叶うと信じることができるか
行動計画
- どうやって夢を実現するための行動を分解して、計画に落とし込んでいけるか
習慣
- 行動を習慣として定着させ、日常的に夢をかなえる行動を起こせるかどうか
この一つでも欠けると、せっかく始めても行動が続かなかったり、途中で無理だと諦めてしまったりして、夢がかなえにくくなります。
逆に、この3つがそろえば、不可能だと思ったことがいつの間にかできるようになっています。
小さな例ですが、私は「運動音痴」と言われて育って、走るのが大嫌いでした。でもこの3つを使った事により、20代から、
運動音痴→フルマラソン7年連続完走
という変化を起こす事ができました。
しかも、これは特に自分からやろうと思ったことではなく、同僚の冗談から始まったことでした。
「ユリがフルマラソン走れたら、オフィスの皆にピザおごってあげる。絶対無理だと思うけど」
と言われて、
「自分が不可能と思うことを可能にしたら、面白いかも知れない」
という理由だけで走ることにしました。
この場合、
思考のフレーム:
- マラソンを、「走る」「ご褒美にピザをもらう」という行為ではなく、「不可能を可能にしてみる経験」と置き換えた
- 運動音痴だけど、練習したら絶対にできるはずと信じた
行動計画:
- 大人になってからまともに運動していなかったので、初心者マラソンの練習の仕方を調べまくった
- プロコーチの6ヶ月トレーニングメニューを見つけて、愚直にこなしていった
- トレーニングメニューは、6ヶ月毎日何KM走って何を食べるなど具体的に決まっていた
習慣
- 「私はマラソンを走る人」だと自分に言い聞かせた
- 毎日朝起きたらトレーニングメニューをチェックし、必ずトレーニングメニューの通りに行動した
- 寝る前に、ベッドの横にマラソン用の服を用意して、玄関にはマラソン用のスニーカーだけ出しておいた
- 長距離を走らなければいけない日は、車のかわりに走って通勤したりと、日常生活のなかに走ることを組み込んだ
これを6ヶ月続けたら、ちゃんとフルマラソンを完走できる人になっていました。
もちろん、同僚には皆でレストランに連れていってもらい、おごってもらいました!
夢を叶えるための最初のステップ
「運のいい人の法則」の著者で心理学者のリチャード・ワイズマン博士は、目標達成についてある実験を行いました。
彼の実験によると、男性は紙に書く事によって目標達成率が22%上がり、女性は周りの人に話すことによって目標達成率が10%上がったそうです。(*)
- 紙に書く→脳の潜在意識にインプットする
- 周りの人に話す→アカウンタビリティを作る
4)それができなかったら起こる嫌なことは何か
これを書くことにより、目標に対する動機付けと感情のひも付けを行います。
人に話す場合は、相手を選ばなければいけません。多くの人はドリームキラーだからです。
上のマラソンの例で言うと、
- ドリームキラー:ピザをおごると言ってくれた人「絶対無理。でも、やれるもんならやってみて」
- 応援してくれる人:そこにもう一人いた同僚「Cool!本当にできたらすごい!」
私の場合、負けず嫌いなので無理と言われたらやりたくなるのでいいのですが、心がくじけそうなときには、2人目みたいに応援してくれる人の存在が必要です。
行動計画の立て方
計画を立てるときは、必ず終わりから逆算です。
夢をかなえたい時期を決め、その日までにやらなければならないことを決めていきます。
色んな方法を試しましたが、個人的には90日ごとの計画に落とすのが一番行動しやすいと思います。
6ヶ月後にフルマラソンを走ると決めたら、次の3ヶ月で何をしなければいけないか、まず考えます。ここも絶対に紙に書いた方がいいです。
その3ヶ月プランをもとに、月の初めには今月中にやること。週の初めには今週中にやること。毎朝今日中にやること。を決めていきます。
このやり方の利点は2つです。
1)一日や一週間単位では達成できないことがあっても、3ヶ月後につじつまを合わせられるよう修正していける
2)毎日、毎週、やったことをチェックすることにより、小さな達成感を継続的に得られる
行動を習慣に落とし込む
行動計画が立てたら、行動を習慣付けします。
目標を達成したり夢を叶えたりするためには、毎日少しずつでもそっちに向かって行動しなければいけないからです。
習慣付けるには、できるだけ小さい行動単位にして、簡単にできるようにします。大抵の場合、新しい行動は最初のステップだけ習慣付けてしまえば、後は流れでできるようになります。
たとえば、マラソンの例では、習慣付けるための行動はこれだけです。
寝る前に、
1)目覚ましのアラームを起きたい時間にあわせる
2)マラソン用のトレーニングメニューを書いたノートをベッドの横において、明日やることをチェック
3)マラソン用の服をベッドの隣においておく
4)マラソン用の靴を玄関に出しておく
5)水筒を流しの横に置いておく。その横に音楽プレーヤーを置いておく。
これだけ習慣づけたら、起きたら自動的に服を着て、水を入れて、靴を履いて外にでるだけ。外に出たら走る以外ないので、どれだけ走るのが嫌いでも走れます。
要は、どうしてもそれをするしかない状態になるまでの行動を習慣づけるのです。
たとえば、「留学したい」という夢があるとします。
その中に、「英語の勉強をしなければいけない」という行動計画があった場合
1)英語のポッドキャストを入れておいて、聞く順番を決めておく
2)家を出た瞬間、イヤーポッドを耳に入れる
とか、そういうことです。耳にイヤーポッドが入っていたら、何も聞かないのは気持ちが悪いので、自動的にポッドキャストを聞くようになります。
途中で挫折しそうになったら
夢に向かう行動をここまで小さく分解したら、簡単にできそうな気がしてきませんか?
とは言え、人間なので、調子が悪かったりして予定が狂う事もあると思います。その場合は、自分を責めずに、最初のマインドセットまで戻ってください。
夢のフレームを思い出して、「自分はこういう人だった」というのを思い出すのです。
つまり、マラソンを例にとると、「私は不可能を可能にする人だった」「私はマラソンランナーだった」と、思い出すのです。
「自分はこういう人だ」と思い出すことにより、「今日は調子が悪いだけ」だと思えて、明日からまた頑張る事ができます。

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