今日は一人で最短6分でできる、アメリカ版朝活をご紹介します。朝活は、起きがけの時間を有効活用し、一日を気持ちよく、生産的にすごすための習慣です。
「朝活を始めてみたいけど、まず何をすれば分からない」「やっているけど、もっと良いやり方はないかな?」という疑問にお答えします。
この記事の内容
- モーニングメソッドって何?
- モーニングメソッドの具体的なやり方
- モーニングメソッドの効果は?
- モーニングメソッドをやってみて変わった事(私の体験談)
目次
モーニングメソッドって何をするの?
モーニングメソッドとは、英語では、その名も「Miracle Morning」、「奇跡の朝」と言われるメソッドです。
書籍が出ていて、日本語訳は「人生を変えるモーニングメソッド」です。
朝起きてすぐの時間を使って、6つのことをやります。
アメリカでは、これをやって人生が変わったり人が続出し、とても大きなFacebookのコミュニティもあります。経営者でやっている人も多くて、英語ではミリオネア(百万長者)のモーニングメソッドという本も出しています。
メソッドの考案者、ハル・エルロッドさんは、20歳のとき自動車事故で心肺停止からの奇跡の生還を遂げた人です。なんとその後、ウルトラマラソン(通常のマラソンの2倍の距離、80キロ超のマラソン)を走れるまで回復しました。
しかし、その後再び不幸が彼を襲います。とても珍しい白血病になってしまったのです。そこから辛い闘病生活を得て、どうすれば生産的で、幸せな人生を送れるようになるのか、必死で考えました。
そこで生まれたのが、このメソッドです。古今東西の成功本や自己啓発本を読んで、様々な人がお勧めしている方法を、全部やってしまおうと考えた結果だそうです。
このメソッドでは、朝起きてからすぐ、以下の6つのことを行います。
- サイレンス(沈黙)
- アファメーション(ポジティブなことを唱える)
- ビジュアライゼーション
- スクライビング(日記などを書く)
- リーディング(読書)
- エクササイズ(運動)
一つ一つの長さは自由で、最短1分ずつの6分でも効果があるそうです。
モーニングメソッドの具体的なやり方
一つ一つのステップのやり方を説明します。6つの事をやる順番はお好みでかまいません。
1)サイレンス
これは、沈黙するという意味です。何も考えず、何もせず、ただ沈黙して頭の中をすっきりさせるステップなので、やり方は呼吸法でも、瞑想でも、黙祷でもかまいません。
2)アファメーション
ここではポジティブなことを唱えます。自分が普段ネガティブに思いがちな事をポジティブな言葉に置き換えていくと効果があります。
頭の中で言っても口に出してもいいのですが、口に出したほうが耳から入って意識に残りやすいという説があります。鏡を見ながらやる人もいます。アファメーションは紙に書いて、一定期間同じ事を言うと効果があります。
アファメーションの例
仕事頑張りたいとき「今日の私は生産的で意味のある仕事をしている」
ダイエット頑張りたいとき「私は、自分の体にいいものを必要な量だけ食べる」
お金を引き寄せたいとき「私はお金を引き寄せる磁石だ」などなど
やった事のない方には怪しくて心理的ハードルがあるかも知れませんが、自分が何か変えたいと思っている事に関して、ポジティブなことを現在形で肯定文で作ってみてください。最初は「こんなの言っても本当とは違うし」と自分の中で否定したくなるかも知れませんが、毎日やっているうちに不思議と受け入れられるようになります。最初は、「今日はいい日になる」など、ものすごく一般的でハードルが低いところからでも大丈夫です。
個人的には、沈黙(特に瞑想)してからのアファメーションのほうが、脳が受けつけやすくなって、拒否反応が出にくくなるのでおすすめです。
3)ビジュアライゼーション
このステップでは、なりたい自分や、欲しいものを、明確にビジュアルとして想像します。やり方は色々で、未来の自分を想定して日記を書いてもいいし、ウェブで色んな画像を集めてみてもいいです。
また、今日プレゼンを成功させたい!というような日には、堂々とプレゼンをしている自分を想像してもいいでしょう。
4)スクライビング(ジャーナリング)
考案したハルさんは手書きを奨励していますが、手書きが苦手な方は電子ノートでもいいと思います。自分の考えている事を書いて外に出して行き、思考を整理していくのがポイントです。
私のおすすめのジャーナリング方法はこちら。
5)リーディング(読書)
これは単に気分をよくするだけでなく、読書をすることにより知識や思考を深めていってより良い人生を送ろうということです。文学でもビジネス本でもそのとき読みたいと思う本を、5分でも6分でも読めばいいそうです。
6)エクササイズ(運動)
運動で体に酸素を入れて脳を活性化するとともに、健康な体を作って生産性を高める目的があります。運動は何でもいいですが、できれば有酸素運動を少し取り入れてみてください。
モーニングメソッドでどれくらい人生が変わるのか?
アメリカでは、このメソッドでミリオネア(億万長者)になったとか、会社が成功したとか、成功例はたくさん聞きます。もともと私がこのメソッドを知ったのも、投資で成功している人のポッドキャストで、著者がインタビューされていたからでした。
実際、モーニングメソッドで人生が変わった人の体験談を読むと、
- 人生の目的が分かった
- 生産性が上がった
- 朝の時間をコントロールする事で、一日をコントロールできるようになった
- 1年で20キロの減量に成功
- 禁煙できた
などなど、マインドセットだけでなく、物理的な面でもポジティブな影響が出ていることが分かります。
ちなみにネガティブな影響はないのかと思い調べてみたら、出てきたのは以下の2つでした。
- 早起きが辛い
- 他に色々やることがあるときに、いきなり6つの新しい習慣を作るのはキツい
これは実際その通りなんですが、この記事を読まれているということは、人生を何かしらの形で変えたいと思われているのではないでしょうか?人生を変えるには、結構大きな決断と行動が必要になります。そこで、まず最初のステップとして、早起きをして新しい習慣を取り入れてみる、というのは、比較的簡単にできることだと思います。
モーニングメソッドを続けた体験談
私なりのやり方をご紹介しますと、
- サイレンス(10分〜30分): 瞑想
- アファメーション(15分): ポジティブセルフトークを聞く
- ビジュアライゼーション(5分) ピンタレストにためてある理想の画像集を見る
- スクライビング(30分):ノート3枚分、だ〜っと思っている事を書き、その後手帳に、昨日起きた感謝できることを3個書く。
- エクササイズ(30分):ヨガ、HIIT、バレエのバーなど、あらかじめ決めておいたその日のメニューをこなす。
- リーディング(30分):通勤時間を利用して、勉強したい分野の読書
時間的な余裕がないときは、各セクションの時間を縮めます。が、サイレンスとスクライビングだけは、絶対に省略しないようにしています。
というのも、個人的にはこの二つが目標達成に非常に深く関与していると思うからです。
ちなみに、これを始める前は6時起床、11時就寝という生活でしたが、始めてから4時起床、9時就寝になりました。私はもともと夜型の生活で、若い頃はフレックスタイムをいいことに午前10時半の重役出勤みたいなのを平気でしていました。最初の出産で双子が生まれたので、授乳の関係等あり、さすがに朝型に切り替えたのですが、子供が幼稚園に行き始めてから、また就寝時間が遅くなりがちでした。
でも、このメソッドを始めて4時に起きるようになってから、誰にも邪魔されない自分だけの時間があることが嬉しすぎて、もう1年半ほど続けています。
何よりも、始めた初日に、朝から気分がとてもよくなり、1週間も続けたら、以前に比べてとてもポジティブになっていることに気がついたのです。
私の場合、まだ人生は変わっていませんが、人生を変える行動を起こし始めるようになりました。私が気づいた効果は、こんな感じです。
- 一日を気分よく過ごせるようになった
- 生産性が上がった
- やらなきゃいけないことを前よりも嫌がらずできるようになった
- 目標を設定したら、短期間で達成する事ができるようになった
- 本当に自分がやりたい事が分かるようになった
- 自分がやりたい事をどのようにすればいいのか、情報が入ってきやすくなった
- 精神的に安定して、不安を感じなくなった
特に、目標を設定してから短期間で達成できるようになった部分は大きいです。夢や目標がある方には、特におすすめのメソッドです。

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