正しいか正しくないかで行動すると幸せになれないかもしれない

正しいという意味は、倫理的に誰かを傷つけない正しさということではなく、正解がある・ない・間違っている・いないについての話になります。

この話をしようと思ったのは理由がありまして、実は私は20年間会社員として働いてきました。それから起業をしようと思いましたが、その過程で自分がいかに正解を求めて生きてきたかに気がつきました。そして周りを見回すと、ほとんどの人が自分の外側に何か正しい正解があって、それに自分を当てはめようとして生きていることにも気が付きました。そういう生き方をしたらとても苦しくなるので、このお話がヒントになればと思いました。

この記事の内容

  • 日本人は自分の外に答えを求める傾向が多い
  • 自分で自分を檻のなかに閉じ込めてしまう
  • 本当は正解というものはない
  • 正解を求めすぎることは気をつけた方が良い
  • 自分が正しいか正しくないかを証明する必要はない
  • 自分にとって良いことか・悪いことかという基準

日本人は自分の外に答えを求める傾向が多い

自分以外の外に正解があるというのは、ほぼ完全に教育の問題だと思います。日本人はすごくそういう傾向が多いと思います。教育の過程で、小学校の頃からずっと正解が一つあり、最後のページに答えがあったりしますよね。高校、大学受験、全部一発試験で決まるので、設問している人の意図に答えていく人が勝つという、そういう仕組みです。そういうことを何年もやっているうちに、すでにほとんどのことには正解があり、正解を見つけることが優秀な人間だと思われがちです。しかし人生には、正解のあることの方が少ない事実があります。

国が成長期だった頃には、一つの正解でみんなが幸せになれた時代がありましたが、今のように価値観が多様なグローバライゼーションが広がった世界で、誰か他の人がすでに決めたことが正解だということは、ほとんどの確率でありません。自分自身の幸せもそうですし、人の尺度で生きられる時代ではなくなりました。変化の激しい時代で、様々なものが外から入ってきたり、内から生まれたりするものもありますが、混沌とした時代に何か正解があると考える方は旧時代的です。

自分で自分を檻のなかに閉じ込めてしまう

しかしそれでも、私たちのメンタルの中では「自分以外のところの外側に正解がある」として生きてしまうことがあります。例えば就職するときも、大手企業で年収がこのくらいとか、これが“正解”のような感じで入社したりします。結婚時にも旦那さんは高収入・高学歴でとか、今だにあるのかもしれません。あとは子供は何人欲しくて、女の子、男の子、何歳違いで、お受験をして、などです。そうすることが幸せだと思っていない人でも、それが正解だと思ってそちらの方向に行動してしまうことがあります。

たとえば、自由を求めるフリースピリットの人なのに、社会でそれが正解だとされているから、普通に結婚して、子供を持って、受験をさせて、そしてハッと気が付いたら子供の教育のためにずっと働かなければいけなくて、しかも自分の好きなように生きられない。本当はノマドのようにいろいろなところに行きたいけれど、子供の学校もあるし、仕事もあり今の生活から逃れられない。自分で自分を檻の中に閉じ込めていることって結構あります。

このそもそもの原因は、自分の価値観とは違うところに正解を求めてしまったからです。誰かが作った正解でも、自分にとって正解でその通りに生きて幸せな方は良いのです。ただ、そのように生きて檻に閉じ込めて生きている方がすごく多いと思っています。自分で檻に閉じ込めるくらいだったら、正解を信じない方が良いと思います。

本当は正解というものはない

私がこれに気づいたのは、会社員から起業をしようと思った時です。会社員時代はやはりマニュアルや前例、いろいろな人の意見や意図もありますから、自分の直感を信じて、という感じでは組織の中では行動ができません。その中でもやはり、このやり方で本当に正しいのだろうかと思う人がいないと、不正が蔓延ったりします。実際に私が以前勤めていた職場でも不正があり、かなり社会問題にもなりました。そういうことが起こるわけです。

起業をしようと思った時は、同じようなメンタルで、やり方がわからないものに正解がある、と思い込んでいました。例えば、私はウェブサイト作りから始めました。マーケティングやセールスも全くわからないところから始めたので知識は必要なのですが、やり方はこれをやったらこうなるという方程式のような正解を探し求めていたのです。

ですが、私は会社員で人からいつも正解を与えられることに慣れていたので、人生の全てにおいて正解を外に求める人生だったのだ、と気がつきました。本当はこれが正解というものがあるのではなく、一人一人が実験、自分でやってみてそのフィードバックを見てPDCAサイクルを回すということなのですが、少しずつ実験をしながら、失敗をして、変更をして、成功するまでやってみるとか、それがそもそも人生だと思います。

正解を求めすぎることは気をつけた方が良い

ビジネスのことだけを考えても、私が欲しいビジネスの形は隣の人が欲しいビジネスの形とは全く違います。ビジネスをして得ようと思っていること、私自身に豊かさが戻ってきて欲しいと思うものの定義は、隣の人がやっているビジネスの定義とは違います。隣の人がこのやり方で私は成功しました、だからこれが正解ですと言っても、私にとってその成功の定義がその人と違う限り、その方法が正解かどうかはわからないということです。

これは別にビジネスだけではなく、人生においても全てのエリアで同じことが当てはまると思います。やはり効率を求めて近道をしたい思いで正解を探すことが一般的だと思うのですが、そうすることで実は最終的には自分が檻に入ってしまうとか、思っていたところとは全然違うところに行ってしまうとかがあるので、正解を求めすぎることは気をつけた方が良いと個人的にも思います。

自分が正しいか正しくないかを証明する必要はない

正しいということでもう一つあります。喧嘩をする時、二項対立になります。アメリカの大統領選挙でもわかるように、こちらの意見が正しい、向こうの陣営は自分たちが正しいと思っており、妥協点がなく二項対立です。二項対立は本当にこれからの世界ではこの考えだと絶対生き残っていけないというか、生き残れても幸せな生き残り方ができないと思います。やはり世の中はグレーな部分もあります。自分の意見を持つことは良いことですが、政治的なことに対して何か一つに決めないといけない時、決まった後相手をアタックするだけでは、そこからは何も生まれません。それこそ二項対立で、そのまま誰かが我慢して、誰かが勝つ感じです。そうではなく、自分が正しいか正しくないかを証明する必要はないと思います。

政治的なことだけではなく、夫婦喧嘩でもそうです。どうしても勝ちたいという人間本来の“勝ちたい欲求”が出てきて、ほら私が正しかったと思ってしまうことがあると思います。そういう時に相手が間違っていて、自分が正しいということにどれだけの意味があるのかと思いませんか?それよりもむしろ、相違点はあるけれど相手の意見も受け止めて、相手のことも100%人間として認める、それで初めて今全然違う場所にいるけれど少し歩み寄って、また一緒に前進できる方向になると思います。

そうするためには、自分にものすごく自信がないといけません。自分に自信がないと、相手と意見が違った際に自分が攻撃されていると思ってしまいます。自分の意見なのですが、自分と意見と自分はまた別物です。私という価値は、自分の意見とは違うわけです。しかし自分に自信がない時は、意見をアタックされたら自分自身をアタックされたと思ってしまいます。正しさや正解を求めたり、喧嘩で正しくなって勝たないといけないという思考を外すためには、究極的には自分に自信がないといけません。自信がある人こそ、人の意見を受け止めて何か決まった時に、“自分の意見とは違ったけれど一緒にやろう”という協同ができる、と会社員をしていたときも感じました。そういう傾向があると思います。

自分にとって良いことか・悪いことかという基準

もし正解がない場合や、自分が正しくなくても良い場合、一体何を基準にして物事を決めればいいのでしょうか。答えは、正しい・正しくないではなく、自分にとって良いことか・悪いことかという基準を持つことです。自分にとって良いことというのは、まず第一のバロメータとしては感情です。何かをやる時に、ネガティブな感情が出てきたら、それは多分自分にとっては良いことではありません

先程のビジネスの例ですと、よく起業コーチなどで“この方法で1ヶ月で〇〇のフォロワーが〇人になります”ということがあります。自分でやっていて気持ちよくないことは、自分の直感に相違しているので、意に沿わないことは別にやらなくて良いと思います。感情があまりポジティブじゃない時には、必ず自分の価値観と相違しているのでそこをちゃんと汲み取ることが大切です。

自分がその行動に納得できるか、納得させられるかどうかも重要です。最後に重要なのは、もしそのことをやって失敗した時に自分を許せるかどうか。後悔はしても良いですが、自分を決定的に許せないとかそういう感情にはならないかどうか。社会的にみて正解かどうか考えるよりも、この基準でみた方が結局は幸せに繋がるのではないかと思います。もちろん自分で責任を取らないといけないので怖いです。他者に正解を求めた方が楽は楽なのですが、究極的に自分らしく生きたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひ小さなことでも良いので、この正解を求めるのではなく、自分にとって良いか悪いか、という基準で物事を考えてみてはいかがでしょうか?

ジャーナリングの魔法で人生を変えていきたい方へ

続けたら確実に人生が変わるジャーナリング。でも、いきなり始めても、どんなふうに書けばいいのか、分からない・・・という声を聞きます。そんなあなたのために、私が数年かけて改良し、今も使っているテンプレートをプレゼントします。

効果的なジャーナリングの方法を使って、毎日の集中力と充実度を上げませんか?毎日、意図を設定して生きることにより、生産性が高まり、日常が楽しくなっていきます。

ぜひお試しください。

ダウンロードする

ポッドキャスト女性の人生とキャリアとお金の番組

女性のキャリアや人生についての情報がたっぷりで、いつもリスナーさんに有料級と言われるポッドキャストはこちらからお聞きください。アップルポッドキャスト、Spotify, Google Playなど主要なプラットフォーム聞くことができます。

視聴する