これから投資を始めたいと思って、インターネットや本屋で情報を探そうとすると、その情報量の多さに腰が引けてしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事は、「興味があるけど、一体何から始めたらいいのか」「自分にあった投資って何?」という疑問にお答えします。
この記事の内容
- 投資の本質とは?
- 自分にあった投資はどうやって見つける?
- どこから始める?資金はいくらくらい必要?
投資の本質
「投資って、ギャンブルみたいで怖い」
という印象を持つ人は多いです。理由は人によって様々だと思いますが、
「与沢翼さんが仮想通貨で一年で25億円稼いだらしい」
「知り合いのお父さんがFXで1000万円の借金をして困っている」
とかいう話が、そこらへんに転がっているからかも知れません。
確かによく分からないまま、雰囲気で投資銘柄を買ってしまうと、ギャンブル的な要素も入るかも知れません。
投資というのは、一言で言うと、
「社会に価値を生み出すためにお金を使う」
ということです。
ここが決定的にギャンブルとは違います。
株式投資を例に説明します。
上場企業の資金調達は、主に株式、債券、金融機関などからのローンでまかなわれます。株式と債券は、普通の人に開かれている市場というところで買うことができます。
ちなみに、簡単に考えると、
株式=その企業のオーナーになる
債券=その企業にお金を貸してあげる
ということになります。
企業の株式や債券を買うと、その企業のそのお金を工場などの設備投資や、商品開発といった目的で使うことができます。ここで、投資家が企業に投資することにより、今、ここにない新しい価値が生まれることになります。
新しい価値が企業にあらたな収益をもたらし、その一部が投資家に利益として還元されます。
「株式投資でもうける」というのはそういう仕組みになっています。つまり、自分が出したお金より大きな価値が世の中に生まれ、その価値の一部が自分のところに戻ってくるということです。
これは他の投資でも同じです。不動産投資では、現存の不動産を安く買って、その市場価値を上げるために、改修してから貸し出したりします。これも、今まではなかった快適な住まいを、必要としている人に提供するという価値を生み出しています。
こう考えると、投資をすることが、怖いことではなく、楽しいことのように感じませんか?
お金に関する基本的なところから勉強したい方は、本のリストをまとめましたので、こちらも合わせて読んでください。
自分にあった投資を見つける方法
では、一体どういう投資があなたにあっているのでしょうか。
簡単な判断基準としては、
- 自分が生み出したいと思う価値
- 持っている資金
- 受容できるリスク
- どれくらいの早さでリターンが欲しいか
などが考えられます。
よほどお金に嗅覚がある人や、投資のプロは別として、普通の人は「全市場のなかでもっとも利益を最適化した投資先」を選ぶのは不可能だし、そんなことは求めていないはず。
それどころか、ほとんどの人は、「マーケットに勝つ」必要もなくて、「単に出したお金より大きい額のお金が返ってきたらいい」と考えているのではないでしょうか。
投資対象としては、
- 株式、投信
- 債券(社債、国債、クラウドレンディングなど)
- 通貨(仮想通貨も含む)
- 金
- 商品(先物取引)
- 不動産
が一般的です。
以上の投資対象のひとつひとつに、複数の投資戦略があります。この中から、投資したいものを選んで、どういった投資戦略があるのか、勉強していくことになります。
判断基準1)生み出したい価値
「自分が生み出したいと思う価値」というのは、
- 何か特別な企業を応援したい
- 必要としている誰かにお金を貸してあげたい
- 住居を提供したい
など、投資を通して世の中に何を生み出したいのかということです。
大抵の人はリターンがどれくらいなのかということを最初に考えるのですが、自分が生み出したい価値を先に考えることにより、投資基準が明確になって、多くの情報に惑わせられなくなります。
もちろん、生み出したい価値が「自分に対するお金」でも全然かまわないのですが、この考え方をすると、「てっとり早く稼ぐ」ことに目がいってしまい、ギャンブル的に投資をしてしまう確率が上がります。
これは私が20年間投資をしてきて学んだ経験則ですが、投資の神様といわれるウォーレン・バフェットさんも同じようなことを言っています。
私個人の例をとって説明します。私は株式投資を始めたときは20代のシングルで、理想を追い求めて生きていました。投資対象は、アップルみたいに不思議な新しい物を生み出している企業(当時)とか、太陽発電などの自然エネルギーを作っている会社とかの株でした。
最近、マーケットが暴落したときに、マクドナルド株を買いました。若いときには絶対に買わなかった株ですが、子供ができてからご褒美としてマクドナルドのハッピーミールを買うようになり、マクドナルドの企業としてのすごさに気がついたからです。そういえば私自身も子供の頃、マクドナルドに連れて行ってもらって本当に嬉しかったことを思い出したのです。
もちろん、財務諸表を見たりチャートを見たり、最終的には頭で決めますが、最初は心でフィルターしていくと、より自分の決断に自信が持てるようになります。
こんな感じで、難しく考えずに、身近なところから、「どんな企業を応援したら私は嬉しいかな?」と考えていくのがいいと思います。
判断基準2)持っている資金
当たり前なのですが、自己資金の額によって投資できるものが変わってきます。
株やFXは数万円から始められます。
株は安いものだと一株100円以下のものもあります。最初はこういうのには手を出してはいけないと言われますが、一般的な企業の株でも、5千円〜1万円で買えるものが多くあります。
逆に不動産は、100万円単位の資金がないと、買えません。
資金は、余剰資金とよばれるものを使います。このお金が全部なくなっても、生活に支障はないと思えるお金です。
きちんと勉強すれば、よほどの下手をうたないかぎり、全額なくなることはありません。でも、リーマンショックやコロナショックのように、一瞬にして資金が50%目減りするというのはあり得ます。
投資歴が長くなって景気の波を何回か経験したら、
- 50%も目減りする前に、下落を予測して別の投資先にうつす
- 50%目減りしても焦らず次のチャンスを待つ
ということが可能になりますが、最初のほうは5%目減りしただけでも焦って精神的におかしくなるというのもあり得ますので、生活に必要なお金と、緊急時に必要な貯金(生活費の3ヶ月〜6ヶ月分)は残して投資してください。
判断基準3)自分が取れるリスク
投資にはリスクがつきものです。リターンが大きければ大きいほどリスクは高くなります。リスクとリターンのトレードオフというものです。
また、投資期間が短くなればなるほどリスクも大きくなります。
リスクは自分の戦略次第でコントロールすることが可能ですが、大抵の人は、「自分が取れるリスク」がどれくらいなのか、よく分からないまま投資をしています。
自分が取れるリスクの判断基準は、
- 性格
- 年齢
- 生活の状況(年収、家族構成など)、持っている資金
などのファクターで変わってきます。
たとえば、ちょっと資産が目減りしただけで焦ってしまう人には、リスクの高い投資は向いていません。
また、若い人はこれからいくらでも労働や投資で取り戻せる可能性が高いので、年齢の高い人よりもリスクが取れます。
そして、年収1億円で資産2億円の独身男性が1000万円をリスクの高いものに投資するのと、年収600万円で資産300万円の既婚で子供のいる夫婦が60万円をリスクの高い物に投資するのとでは、同じ年収の10%でも、重みが全く違います。
自分のリスク許容度を知るために、簡単なテストがありますので、下のリンクから一度やってみてください。
やってみると、結果は「許容度何%」と出てきて、それだけではあまり意味が分かりません。なので同じ画面に出てくるパイチャートを見てください。そこにおすすめのポートフォリオ構成が出てきます。全体の資産の中で、リスク資産をどれだけ買えるのかが分かります。
判断基準4)スピードの速さ
お金にはスピードがあります。同じ元本でも利益の出るスピードを早くして投資を繰り返す事ができれば、早く資産が増えます。これは、投資先というより、投資戦略を考えるときに重要になってきます。
たとえば、個別株に投資をするとします。株にも、
- バイ&ホールド(買ってから、売りたくなったら売る)
- マージン取引(借金して買う)
- オプション取引(相場の上り下がりを予想して、売った物を買ったり買った物を売ったりする)
など色々な戦略があります。
同じ「低く買って高く売る」バイ&ホールド戦略でも、自己資金だけで長期投資するのと、借金をして短期で取引するのとでは、元本に対する利益率が変わってきます。
どれだけ早くお金を増やしたいかによって、投資対象と戦略の組み合わせを変えていく必要があります。
時間をかけてゆっくり資産を形成するための方法と考え方を書いている記事も合わせてお読みください。
投資はどこから始める?
投資にも、難しいものと簡単なものがあります。私が一番簡単に始められると思うのは、インデックス投資です。オンラインの証券会社で講座を開いて、市場全体に連動しているインデックス投信やETFというものを買うだけです。
でもこれから徐々に難しい投資も勉強していきたいという方には、是非個別株投資をおすすめしたいと思います。インデックスよりも資金が目減りするリスクが高くなるかも知れません。でも、財務諸表を読んだり、経済の仕組みを勉強したりするには、個別株を実際に買ってみるほうがためになります。
資金は、上にかいたように余剰資金で始めてください。最初は3万円からでもはじめられます。5万円〜10万円くらいで、2銘柄くらいから始めてみるのがいいかと思います。最初からマージントレードやデイトレードを考えると失敗する可能性が高いので、シンプルに安く売られている価値のある企業を見つけて、バイアンドホールドでやってみます。
オンラインの証券会社でも、株式投資の基本的なことを説明してくれているところが多いので、是非チェックしてみてください。
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