お金の話には感情が絡みがちなのですが、今回は人生を通してお金とどう付き合えばいいのか、戦略的なことを書いてみます。
実は資産を形成しているお金持ちにとっては常識なのですが、普通の人にはあまり知られていないポイントについて解説します。
この記事の内容
- お金の3つの動き
- 年収ではなく資産
- 収入と支出の間の幅を増やす
- 投資はギャンブルではない
- 借金は悪くない
- お金を増やす3つのポイント
お金の3つの動き
お金には、大きく分けて3つのカテゴリーがあります。
1)収入
2)支出
3)その差額の投資
今あまりお金がないなと思っている方は、まずは入れるところ(収入)に集中してみてください。少ない収入での節約には限りがあり、負のエネルギーにいってしまうので、節約を一生懸命考えるなら、どうやったらお金が増えるかについて考えてみてください。
収入を増やすのが最初のポイントです。
中には収入が増えたら支出が増える人もいますが、収入が増えても支出は以前のままにしてください。そうでないと、収入と支出の差額が増えません。
収入と支出の差をどんどん増やしていくことが大事です。つまり、収入が増えても生活レベルはそのまま維持するというのが理想です。
お金は見栄の道具に使われることがあります。例えば、収入が増えた→良いところへ引っ越そう→皆が良い車に乗っていて子供はみんな私立校に行っている、じゃあうちも!という感じになりますが、そうではなくて自分と家族の人生にとって本当に大事なことや価値観は何かを考えて、大事なことだけにお金を使うようにしてください。
それ以外は締めることです。そうしないとお金を稼いでも、出ていくばかりになってしまいます。
お金を稼いでも出ていくばっかりだと、一生働き続けなければいけないという、いわゆる「ラットレース」にはまってしまい、幸福度がますばかりか、不幸になります。
年収ではなく、資産に注目
お金は究極何でしょうか?
私は、選択肢を増やすもの=不便をなくすものだと思っています。
そのためには、お金を増やしていって不便を減らすという考え方が必要です。
それはどうすればいいかというと、労働収入を不労収入に変えていくという仕組みが必要になります。
不労収入が増えたら自分の好きなことに時間が使えます。また究極にいうと、時間が買えるわけです。時間が買えるということは自由が増えます。
自由は人間の究極の欲求です。収入が増えて支出が増えたら、自由という機会損失のリスクになるわけです。
それは非常にもったいないですよね。お金はいくらでも増やせます。資産も増やせます。でも、時間は一度なくなれば返ってきません。
ですから、自分の中のプライオリティを考えてみてください。
20代からそれを考えて生きるのと、60代から気づいて考え始めるとのでは、雲泥の差があります。自分のプライオリティに沿った、メリハリのあるお金の使い方をしていきましょう。
出来るだけ収入と支出の間の幅を増やす
まず、収入を増やしつつ、支出を一定に保って収入と支出の間の幅を増やすことが大事です。
コツは、自分の手元に入ってくる前に、自動的にお金を何処かに置いておくことです。
私の場合は、銀行口座を5個に分けて給料を目的別に振り分けています。そのうちの一つの口座は投資用です。自動的にお金が動く仕組みを作ることが大切です。
なぜなら、普通の人はお金はがあれば、使ってしまうからです。
なので、お金が視界に入る前に、口座に振り分けたりして動かす仕組みを作るのが一番です。
投資はギャンブルではない
普通の銀行預金ではインフレが起こると、貯金の利率よりもインフレ率が高いため、お金を貯めているつもりでも、目減りしていきます。貧乏にならないためには、インフレ率よりも高い利率のものに投資をしなければなりません。
投資の基本的な考えとしては、リスクリワードの考え方があります。リスクの高いものは、利益が増える確率が高いということです。
まず、自分が取れるリスクを確認する必要があります。
初心者におすすめなのは、インデックス投資です。これは株式市場全体などに投資していく方法です。リスクは株式市場全体のリスクと同じになり、個別株に投資するより低くなります。
どの銘柄に投資するかということより、毎月いくらくらい投資しているかということを考えた方が精神的にも楽ですし、長期的に見るとこの方法の方がお金が増える確率が高くなります。
マーケットにはたくさんの投資家がいてプロが運用しているので、一般人に投資の情報が降りてくるときには、その情報をもとに利益を最適化できるようなシステムを持っている一般人はほとんどいません。そういう人は一部の限られた人だけで、鋼のマインドを持っています。素人がデイトレードなど市場の歪みを利用して長期的に多くの資産を築くのは非常に稀です。(そういう人はテレビに出たり本を出したりしています)。
そういうこともあって、長期的にマーケット全体に投資できるインデックス投資を私はお勧めしています。それでもスリルを求めてトレードをしたい、またはエンターテイメントをもとめているならば、それはしても良いと思います。その場合は、必ず全額なくしてもいい資金でやってください。
また、投資家の中でも、より多くの機会がもらえる人ともらえない人がいます。アメリカでは個人の場合、年収が2200万円程度か資産が1億2000万程度以上の人でしたら、より投資ができる案件が増えます、
資産がそれ以下の人はリスクが高いものには投資しないようにという、政府による消費者保護のようなものがあります。そういう理由で、一般の投資家には閉じられているマーケットがあります。リスクは高いですが、リワードが高いのです。
お金を増やしておくと、どんどんそういう機会が増えていき、お金は雪だるま方式に大きくなっていきます。こういうこともあり、先にお金を増やすことを考えるのが一番理にかなっていると言えます。
借金は悪くない
日本では借金というと悪いイメージがある人も多いと思います。でも、実は良い借金というのもあります。それはお金を生む借金です。
お金の勉強をすればそういう選択肢がたくさんありますが、そこまで勉強したくない人は、無借金でひたすらお金を貯めていって投資を手堅くしていく方が良いと思います。
お金は動く速さも大事で、お金が動くスピードを速くするツールとしての借金も勉強すればいくらでもあります。
お金に関して勉強したい場合はおすすめ本リストをご覧ください。
お金を増やす3つのポイント
お金を増やすときに、以下の3つのことを考えます。
1)元本
2)時間
3)金利
元本が多ければ多いほど良いし、時間が長ければ長いほど良いし、金利は高ければ高いほど良いのです。
つまり20代の人が少ない元本で始めるのと、40代の人がもっと大きい元本で始めるのと同じ投資でも、20代の方が元のお金が少なくて済みます。時間が長ければ長いほど、元のお金が少なくて済むのです。
投資のことが気になる方は、今日のお金は明日のお金より価値があるという考えで動いてください。
今日のお金は明日になると金利がついているからです。
時は金なりということはこういうことですね!明日よりも今日の方が貴重なのです。
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